日本のタクシー料金が銀聯カードで決済可能に
最近、銀聯はネット決済だけでなく、海外でのリアル決済も拡大しています。
日本のタクシー料金の決済でも、モバイル・コマース・ソリューション株式会社とJCBと共同により、この秋から銀聯カードでの決済が可能になります。
詳しくは以下のJCBのニュースリリースを参照ください。
モバイル・コマース・ソリューション株式会社(MCS)と株式会社ジェーシービー(JCB)は、MCSが展開するタクシー向けカード決済端末での銀聯カードの取り扱いを、2011年秋より開始することに合意しました。
これにより、MCSの端末を利用している全国のタクシー会社最大390社約9,200台で、銀聯カードでの決済が順次可能となります。タクシーでの銀聯カードの取り扱いは全国初となります。
中国銀聯が発行する銀聯カードは、現在中国を中心に20億枚以上が発行されています。
訪日中国人旅行客は、2010年7月の個人観光ビザ(査証)の発給要件緩和や、観光庁が実施するビジット・ジャパン事業のプロモーション効果により、今後も増加が見込まれるとともに、旅行形態は、これまでの団体旅行から個人旅行へとシフトし、公共交通機関による日本国内の移動サポートの重要性が高まることが想定されます。
その中でも自由度の高いタクシーは、中国人観光客の乗車が増加しており、銀聯カードでの決済ニーズが高まっています。
MCSは、クレジットカード決済や各種ポイントカードへのポイント付与ができるモバイル端末を、日本全国のタクシーに納入しています。
今後は、既にMCSの端末を利用しているタクシー会社に加え、銀聯カード決済のニーズが高いエリアで運行する他のタクシー会社に対しても、銀聯カード決済機能がある端末の導入を提案してまいります。
JCBは、2010年9月に日本国内における銀聯カードの加盟店業務について中国銀聯と契約を締結し、加盟店様等への案内を行っています。
MCSとの提携をはじめ、JCBの全国に拡がる加盟店基盤や地域金融機関との関係を活かし、2014年3月末までに、銀聯カード導入加盟店数4万店を目標としています。
両社は今後も、地域経済の活性化や観光立国日本の実現に積極的に寄与すべく、決済インフラ整備へ尽力してまいります。